井戸の寿命の話し

「井戸に、寿命はありますか?」

こちらは、よく聞かれる質問です。

答えから言うと「あります」。

井戸の寿命の原因その①水がなくなる

井戸の寿命の原因の一つ目は、水がなくなることです。

枯渇すれば、それは井戸の寿命です。場所的に枯渇しない場所もありますが、枯渇するところもあります。

「井戸の水って、無限なのかと思った!」

という方がおられるかもしれませんが、水も有限です。大切に使いたいですよね。

そして井戸の寿命の原因は、枯渇だけではないのです。

井戸の寿命の原因その②機械的寿命

井戸の寿命の原因の二つ目は、機械が寿命になる時です。

井戸の水をくみ上げるのにはポンプを使いますが、このポンプには手動と自動があります。

手動式のポンプで、レバーを上下に動かして水を汲み上げるタイプのものですと、寿命はおおよそ15年位です。

手動式は、停電した緊急時に使えるメリットがある反面、日常で使わないことが多く、その使わないことが寿命を早める原因になったりします。

電動式のポンプは機械なので、エアコンや掃除機、車と同じように故障や修理が必要になる場合があります。

電動式のポンプの寿命は、モノにもよりますが、おおよそ7~10年くらいです。

手動にしても電動にしても道具ですから、日ごろのメンテナンスが重要です。このメンテナンス次第では、寿命がちゃんと延びますからね。

井戸ポンプの寿命の延ばし方

井戸ポンプは、車の車検と同じように、定期的に点検しましょう。

目安は、3~4年に1回で大丈夫です。弊社のような井戸専門業者に依頼することをおススメします。

業者によっては、取り付けだけでメンテナンスをしない(できない)という話を耳にします。メンテナンスができない会社もどうかと思います。

もし、スマホを買ったとして「壊れたら知りません」なんて言われたら、二度とそのお店では買わないですよね。同じように、井戸ポンプもきちんとメンテナンスや修理ができるところをおススメします。

メンテナンスがきちんとできていれば、機械的寿命は確実に延びます。機械が壊れず、水がなくならなければ、40~50年持つこともあります。

昭和のレトロな車なども、まだまだたくさん走っていますよね。それと同じように、何事もメンテナンスが重要ということですね。

井戸ポンプの故障の症状

もう一つ寿命を延ばせる技として、「違いに気が付く」というのがあります。

壊れたまま使っていたら、修理で直るモノにとどめを刺すことがあります。病気と同じく早期発見で、故障してもすぐに直せば、長く使える場合が多いです。

「おかしいな?」と思ったらすぐに修理依頼をしていただきたいので、代表的な症状をご紹介します。

・水圧が少なくなった
・水が濁ってきた
・動作音が変わった
・水が出ない
・ポンプが回りっぱなし
・漏水している

などです。このような症状が出たら、すぐにご連絡をくださいませ。

水質検査を定期的に行いましょう


そこで今回のまとめになります。井戸を長く使い続けるために、年に一度は、水質検査をしましょうというお話です。

年に一度伺うことで、水質の安全保持と合わせて、井戸ポンプの点検もできますしね。他店で設置した井戸ポンプの水質検査や井戸ポンプの点検・修理も可能です。

1年以上検査をされていない方は、ぜひ一度ご相談ください。

参考までに、水質検査の内容を記載しておきます。

【基本的は検査内容】

・一般細菌
・大腸菌
・亜硝酸態窒素
・硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
・塩化物イオン
・有機物(全有機炭素(TOC)の量)
・pH値
・味
・臭気
・色度
・濁度

ご希望があれば、さらに詳しい検査も可能です。

以上今回は、井戸の寿命についてお話しました。水質検査と定期的なメンテナンスで、井戸の寿命を延ばしましょう!